中村俊輔や長友など多くの日本のサッカー選手の海外移籍を取りまとめてきたFIFA公式代理人ロベルト佃氏が代理人の仕事、日本サッカーと海外サッカーの違い、日本サッカーの将来について記した書籍。

一昔前までは日本選手のあいだではとにかくイタリアでもスペインでも「海外」へ出ることが目標となり、選手の周りの人々も海の向こう側で己を試す選手達を「海外組」として無差別に賞賛している傾向があったが、現在はすこし様子が変わっているようだった。

海外でプレーする選手が増えて海外に行くことではなく成功することが求められるようになっているため、選手も自分自身のプレーの特徴、キャリアなどを考えながら、成功するためのリーグ、チームを選んでくるようになっているようだった。

現在多くの日本人選手がドイツリーグへ移籍をしているのは南ヨーロッパのイタリアやスペインは経済不況で健全な経営を行っているクラブは世界的に認知されたビッククラブのみであること。さらにドイツの文化が規律を重んじる日本の文化と似ている部分があり勤勉なプレーをする日本人選手へのシンパシーが強いことが背景にあるとのことだった。

日本人の勤勉さというのはドイツだけでなく世界的にも日本人選手の特徴として認識があるようだ。またサッカーの世界だけでなく、何をするにおいても世界の中で認識されているように感じる。一種のキャラであり、世界が期待している部分であるのでグローバルな組織の中では一種最低限果たすべきものかもしれない。その上で各個人が持つ特殊な能力=個性があって初めて組織の中で大きく貢献できる人材となりうるのではと感じた。

本書では他にもサッカー代理人という職業の志や代理人としてロベルト氏が交渉の席において心がけていることなどが書かれておりおもしろい。
新書なのでさくさく読めるのでおすすめ。

 

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